砺波広域圏事務組合より浄水場更新事業案件を受注

水ing株式会社（社長：水谷重夫、本社：東京都港区）を代表とする特定建設工事共同企業体は、松島浄水場更新事業設計・施工一括発注工事の設計及び建設工事請負契約を砺波広域圏事務組合と締結しましたことをお知らせ致します。

本事業は既設浄水場の老朽化の更新と耐震対策を目的とし、砺波広域圏事務組合が設計・施工一括発注工事（DB方式：Design Build）により、事業者を募集。技術・価格審査の結果、「松島浄水場更新事業 水ing・砺波・藤井・梅本・中央設計特定建設工事共同企業体」が選定されました。
更新設備は、既設浄水場との維持管理性を最大限配慮し、且つ極力エネルギーを使用しない省エネ型の設備としました。特に急速ろ過装置には、既存設備での運用実績が高く評価されている、グリンリーフ・フィルタを採用するなど、当社が保有する技術と長年に亘り培ってきたノウハウが活かされています。
老朽化設備の更新には、民間技術を活用するDB方式が増えてくることが予想されています。当社としては、今後も低コストで維持管理性に優れたグリンリーフ・フィルタをはじめ、お客様のニーズに合致したLCC（Life Cycle Cost）低減に資する技術を提供して行きたいと考えております。


【グリンリーフ・フィルタ】
全自動自己水洗浄型自然平衡形ろ過装置。水位差利用により、ろ過ポンプ、逆洗ポンプが不要な省エネ型のろ過装置です。ろ過に必要な機器点数が少なく済むため、建設コストが安価でLCCの低減にも貢献します。
１号機納入より半世紀が経ちますが、時代に合わせて改良を加え、今では国内浄水場の急速ろ過の30%で本装置が採用されています。