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【開発部門】イノベーションを創造する

地球環境に大きく貢献できる事業、汚泥から資源を回収する技術をもっと磨きたい

研究開発センター 萩野 (はぎの)

プロフィール
【入社年】 1992年 【専攻】 農学
【キャリアパス】
1992年 入社、水処理技術部門 小型排水処理装置の設計担当
1994年 研究開発部門 汚泥処理関連の開発業務担当
2004年 大学院博士後期過程に当社在籍のまま編入学
    鉱山工学の選鉱技術を応用した下水汚泥からのリン含有微粒子回収を研究
2011年 同上専攻博士号取得、現在に至る

研究開発センター 萩野 (はぎの)

相手は地球環境、自分の武器に早く気付いてその道の第一人者になる

藤沢事業所では純水から汚泥まで水処理全般の開発業務を行う

水ingの開発部門に在籍する萩野の「仕事観」はこうだ。『会社とは「稼ぎ」を得るところと割り切ることも有りだと思うが、同じやるなら気持ちよく仕事をしたいし、喜びも感じたい。我々のような工場を持たず人と技術情報が主体のソフト系の会社で気持ちよく仕事をするには、自分の武器に早く気付いてその分野の第一人者となることだ。少なくともそう決めて自分にピタッとはまってくれば、急速にできる仕事が広がる。仕事では昨日までの自分にはできなかったかもしれない課題を、今日やってみた工夫、努力、ひらめき、勇気等のおかげでクリアすることができたらそれはひとつの喜びとなる。人とはそういう生き物だと認識している。そのクリアした課題に、業界初とか世界初等のおまけが付いていたらさらに客観的評価も高まるだろう。汚泥の開発業務にはそんな一歩先、一段上のステージに進むための開発テーマがまだまだ山積みである。』
萩野が担当する分野は「汚泥処理」、水処理の中では文字通り最も「汚れた」水を扱う業務である。取り扱う汚泥は浄水場、発電所、半導体工場等から排出される無機系汚泥や、下水処理場、食品系工場等から排出される有機系汚泥など種類は多い。「汚泥」は我が国を含む多くの先進国における産業廃棄物排出量シェアで長年1位の廃棄物であり、汚泥をいかに安全に、効率良く、低コストで、安定的に処理するかというテーマは地球規模の環境問題とも大きく関わっている。一方で、汚泥はカーボンニュートラルの「エネルギー源」でもあり、リン等の「枯渇資源」を多く含むという有用資源としての側面もある。少し大袈裟に言えば、一つの優れた汚泥処理プロセスの開発は、地球環境をも大きく変換させる可能性を秘めているとも言える。

リン回収実証実験プラントの国家プロジェクトに参加し、成功に導く

B-DASHプロジェクトに採用された下水消化汚泥から直接リンを回収する画期的な技術(製品名:リフォスマスター)による実証プラント(KOBEハーベスト(大収穫)プロジェクト)

汚泥は多種多様の業界と関連するため、各省庁や自治体とともに共同体を形成して進めるナショナルプロジェクトに携わる事もある。2012年に採択されたB-DASHプロジェクトでは、国土技術政策総合研究所からの委託研究として、水ing、神戸市、三菱商事アグリサービスの3社の共同体で下水汚泥からのリン回収および汚泥脱水処理の実証プラントを稼動させた。萩野は本プロジェクトで全体の開発・設計に関わり、プラントの運転管理・評価分析の責任者として指揮を執った。フルスケールプラントでの長期連続運転では、パイロットプラント試験では見えなかった課題が多く出てくる。プラントにおける一箇所の不具合は張り巡らされた配管経路を介して各プロセスに連鎖することから問題発生の早期検知と修復が重要だ。対応が遅れた分大量の廃液が発生すると復旧に時間もコストもかかる。本プロジェクトは最終的に目標性能を満足して無事終了したが、プラントをひとつ納めるという業務は、五感を駆使してプラント内の異音、振動、熱、臭い、色等の情報を基に状況判断と対策をスピーディーに行うことが基本となることから、慣れるまでは多少の時間を要するが、その分やり遂げた時の充実感は大きいという。
入社後の2年はプラント設計、次の2年は廃水処理の分析・解析方法を学び、それ以降は様々な水処理工程で排出される汚泥の処理に関する研究開発を行ってきた。汚泥処理の中では、調質、濃縮、脱水、乾燥、減溶化、資源回収等に関するテーマに取り組み、これら個々の汚泥処理技術をプロセス全体にうまく組み込んで高性能化、低コスト化、安定化が図れるようプロセスを最適化するための研究に力を注いだ。2011年に社会人ドクターとして博士号を取得するまでの数年は、通常業務の合間に授業出席、論文作成、文献整理等を行ったため目が回る程の忙しさであったが最も充実した日々でもあった。

水ingの強みはプロセス全体のバランスを最適化できる技術的知見を保有していること

当社は一つのプロセス技術が全体に及ぼす影響を想定した上で全体のバランスを最適化する技術を所有する数少ない企業である。例えば、ある種の有機物をメタン発酵処理する場合、発酵状態を適切に保ち有機物分解とバイオガス回収を効率良く行うための生物学的処理技術を持つ会社は数多くあっても、同時にそのメタン発酵後汚泥の後段での脱水処理において汚泥性状に合う最適な汚泥脱水システムをカスタマイズできる物理化学的処理技術を併せ持つ会社は少ない。さらに、このメタン発酵汚泥からのリン回収を行う場合、回収装置の仕様、メタン発酵の前処理、及び脱水処理でのリン抽出型薬剤等のコーディネートを通じてプロセス全体の最適なバランスを実現する「技術的知見」も併せ持つ会社は非常に少ない。水ingはこれらすべての技術とその最適化に関するノウハウを併せ持つ数少ない会社だ。当社をそう評価する萩野。挑戦はこれからも続く。相手は地球環境、まだまだ始まったばかりだ。

開発部門のその他の先輩社員

枯渇資源のリンを下水消化液から回収する

システム開発部 古賀 (こが)

【入社年】1998年 【専攻】環境工学

Q1.今までやってきた仕事の中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
2012年から開始した下水消化液からのリン回収実証プロジェクトです。私のミッションは主担当としてすべてを円滑に進行させ、結果を出すことでした。ほぼ白紙の状態からのスタートでしたが設計判断と社内調整に必死で取り組みました。結果としてメンバーの協力により、建設予定地の整地から実運転まで大きな問題もなくこぎつけ、良好な結果を得ることが出来ました。

Q2.今後の目標を教えてください。
現在取り組んでいる、下水からのリン回収技術を成就させること。そして、下水からのエネルギー回収や水再生(再利用水)に取り組み、涸渇資源であるリンをはじめ資源の持続的利用に役立つよう微力を尽くしたいと考えています。

システム開発部 古賀 (こが)

「水愛好者」として純粋に面白い仕事

研究開発センター 五十嵐 (いがらし)

【入社年】2002年 【専攻】環境工学

Q1.現在の業務内容とやりがいを教えてください。
入社以来、汚泥、民間廃水、国内上水と比較的広い分野に関わってきましたが、最近は用水廃水問わず、海外案件に取り組むことが増えています。分析や処理試験等に手こずることも多いですが、「水愛好者」としては純粋に面白い仕事だと思っています。また、次につながることで「役に立てた」と思えるときが嬉しいです。実機設計のためのデータ採取であれ開発アイデアを評価するための情報収集であれ、その先の判断につなげる、バトンタッチするつもりで業務に当たっています。

Q2.就職活動をする上でのメッセージやアドバイスをお願いします。
どんな仕事でも、楽しくないことや不条理を感じる局面があるのではないかと思います。その際に、踏ん張って前向きな努力が出来るくらい「続けたい仕事」を選べるといいですね。水処理は世界共通の役に立つテーマであり、技術的にも面白いです。ちょっとくらい辛くても頑張れますよ。お勧めいたします。

研究開発センター 五十嵐 (いがらし)

水ビジネスにイノベーションをもたらすような開発を目標に

研究開発センター 林 (はやし)

【入社年】2013年 【専攻】環境工学

Q1.現在の業務内容とやりがいを教えてください。
膜処理に関する開発を行っています。開発はラボ試験に始まり、上手くいけばパイロット機を立ち上げて試験を重ね、市場に出せる目処が立って、売れて初めてプラントの形になります。プラント納入という大目標に向かって確実な成果とスピード感が求められる中、設計などの関係部署と一丸となり、文献の調査をし、試験計画を練り、得られたデータを睨んで悩み、新しい計画をまた練り、前に前に進んでいくことは非常に張り合いがあります。

Q2.今後の目標を教えてください。
将来的には自分のアイデアで新しい水処理技術を開発したいです。水処理技術の進歩は鈍化して久しいですが、IT技術を始め世界の産業は発展を続けています。私はこの分野にもまだブレイクスルーがあると信じていますし、それを水ingで成し遂げたいという思いがあります。そのためには知識と経験はもちろん、柔軟な発想力も必要です。水処理の分野だけでなく、資源、食品、ITなど他業種の動向にも注目して、常に頭をふんわりやわらかフレッシュな状態に保てる人間でありたいです。

研究開発センター 林 (はやし)

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