職種別若手対談
PROJECT SESSION
職種別若手対談

ひとつのプラントを作る力

水ingの強さの一つ。
それは若手社員が中心となって
プロジェクトを創り、磨き、完成へと
導くところにあります。
ここでは、そんな知識と行動力を有する
社員による座談会を実施。
各職種の視点から見えてくる仕事、
そして水ingの魅力をご紹介します。

Members

営業
林 義崇

林 義崇

理工学研究科
理工学専攻

在学中に従事したボランティア活動を通じ、発展途上国における劣悪な水環境と、そこで生きる人々を知る。やがて自然な流れで水インフラへ興味を抱き、大規模かつ総合的な提案ができる水ingへ入社した。

装置設計
増山 貴明

増山 貴明

理工学研究科
土木工学専攻

研究を通じ、発展途上国の生活環境改善について学ぶ中で、その根本に“水問題の解決”があると気付く。それを実現する舞台として、水インフラにおける設計・建設から事業運営まで総合的に機能を持つ水ingを選んだ。

電気設計
竹本 和弘

竹本 和弘

理工学部
機械工学科

前職では制御プログラマーとして、全国の民間工場を中心に実績を重ねた。水処理技術に関する知識は薄かったが、これまでのスキルや経験を活かして、「水」という資源を通じて視野を広げたいと思い、水ingへ入社した。

建設
前田 誠治

前田 誠治

本科
機械工学科

機械工学の知識を活かして、社会貢献をしたいという想いを抱き、企業を探していた。その中で、生活の根本を支える“水”とエンジニアリングの仕事に興味を持ち、豊富な実績を持つ水ingへの入社を決めた。

メンテナンス設計
森本 恭史

森本 恭史

都市イノベーション学府
都市地域社会専攻

研究を通じ、浄水場が当たり前に存在し維持される必然性に触れ、それを支える技術者に興味を抱く。その中で、施設を建設するだけでなく、維持管理にも力を入れ、長期的に水インフラを支える水ingへ入社した。

EPCの流れ

Business Flow

EPC(詳細設計・調達・建設)プロジェクトは、お客様のニーズ調査を行う企画提案から始まり、プランを具体化する基本設計がある。受注後は、プラントエンジニアリングの醍醐味であるEPCを行う。ここでは詳細設計や必要な物品の調達、そして、調達した物品を現地で組み立て、水処理施設を建設する。1つのプロジェクトは企画から建設まで5年かかる仕事もある。プロジェクトが完成を迎える時、真のチームワークから生み出される達成感は何にも代えがたい経験となる。

SESSION 01
それぞれの仕事、そして水ing
総合力の価値について。
竹本:
EPCのプロジェクトがスタートする起点としては、まず営業の方々からですよね?
林 :
そうですね。まずは、お客様目線で想定されるプランを企画し、実際に提案するところから始まります。EPCは常にお客様のニーズを引出しながらオーダーメイドの水処理施設を設計・調達・建設します。営業部門が獲得してくるニーズを現場で形にするまで長いと5年もかかります。これだけ長いと、構想段階と現場で形にする段階では齟齬が生じる場合があります。そういった点を技術的にマネジメントするのが増山さんたちの役割になりますよね。
増山:
はい。私が携わっている装置設計は、いわば“水処理全体の設計”。処理方法(フロー)を検討し、施設の大きさや設備の配置を考えます。つまり林さんたち営業の方々が獲得したお客様のニーズをコンセプトや数字的根拠を元に具体的な設計図面に表現していくポジションと言えます。ただ、機械・電気・土木・建築のように、専門的な知識を必要とする設計は、竹本さんたち要素設計の方々にお願いするので、私は、要素設計の方々が考えた技術的な内容のまとめ役という意味合いが強いかもしれません。常に前線でお客様と技術的なコミュニケーションをするので、全体感を把握しておく必要があります。当初は経験が浅く、社内外からお叱りを受けながら成長したことを覚えています(笑)
竹本:
増山さんたちによりまとめられた基本設計をベースにして、私たちが電気・計装に関する設計を行います。各電機メーカーと協力しながら、機器や計器を効果的・効率的に制御し、最適な水処理を実現する動力制御盤や監視装置の設計・製作管理から試運転までを行います。こういった装置は、稼働後お客様が毎日操作されるので、「操作ボタンの配色」「監視装置の目線に対する高さ」「タッチパネルの画面の見せ方」など仕様書には記載されていない細かい部分まで、お客様が使用されることを意識しながら作ることも大切です。
前田:
林さんたち営業の方々が受注し、増山さんたち装置設計の方々が詳細設計に落とし込む。私たち建設に携わるメンバーは彼らが企画・検討した設計図面を元に「形」にする役割を担っています。ゼロからモノを作るポジションなので、増山さんたち装置設計の方々はもちろん、お客様や現場の職人さんを含め、関わる人たち全員と連携しながら、常に現場のマネージャーとして施工管理を行っていきます。
林 :
建設工事は方法によってコストが大きく変わるので、工事期間だけでなく営業が行う企画提案時にも、前田さんたち建設の方々に現場調査やお客様との工程打合せをお願いすることがありますよね。
前田:
ありますね。プロジェクトによってはかなり大きな規模の工事になるので、基本設計の段階から現場を知ってリスクを減らしていくのも建設の役割です。建設後はお客様が維持管理をしていくことになりますが、森本さんたちメンテナンス設計の出番ですよね。
森本:
はい。私たちメンテナンスの大きな役割は、建設工事が終了し、施設が稼働してからです。自社が手掛けた水処理施設や設備は、定期的な状態監視に基づきメンテナンス計画を提案します。お客様にできる限り長い間、高いパフォーマンスで適正な処理を行っていただくために、水処理施設は予防保全という観点でメンテナンスを行っていきます。
増山:
森本さんたちメンテナンスの方々が持つ価値は、全社的に重要になってきていますよね。水処理業界が新設から維持・更新の時代に入り、お客様もメンテナンスの在り方をすごく気にする時代になっています。稼働後のメンテナンス計画を設計することは勿論ですが、最近では、EPCの基本設計のタイミングから、メンテナンス設計と装置設計で協力して設計を行うことも多くなってきました。水ingは、維持管理のノウハウを豊富に持っているので、運転管理の人の動線やメンテナンスで設備を入れ替える際の空間の作り方など、本当の意味でお客様目線から提案することができる会社だと思います。
森本:
はい。水処理施設は、長期的な目線でメンテナンスなど維持管理に関わるの費用を平準化して考えると、毎日、数十万~数百万円のコストがかかっている計算になります。だからこそ、EPCの設計を行う時から将来の維持管理を見える化する必要があると思います。これは、水ingが建設から維持管理、運営まで一貫してノウハウがあるからこそできる提案ですね。
林 :
なるほど。お客様の水事業や水処理施設に包括的な知見を持ってお客様目線の総合的な提案ができる。これが水ingの「提供価値」なんですね。
SESSION 02
それぞれのプロフェッショナルを
語り合う。
増山:
水ingの社員は、学校でこれまで学んできたことや経験も異なれば、社内でのキャリアも様々ですよね。共通しているのは「学ぼう・やってみよう」という姿勢だと思います。だからこそ、それぞれの担当領域でプロフェッショナルと誇れるスキル身に着けている。私は、前田さんたち建設の方々が持つ“施工管理能力”にいつも感動すら覚えています。
林 :
同感です。工事は、天候や地下の埋設物など、予期しない外的要因が多いわけじゃないですか。それをしっかり予測してマイルストーンを置き、工事期間内で完成させるというのは、誰でもできる仕事ではないと思います。
森本:
あとは、関わる人の多さですね。工事を管理するという立場上、多ければ100人の作業員の方々のマネージャーになる。しかも、プロジェクトごとに新しいチームを結成し、「建設工事を期間内で終わらせる」という共通の目標を達成する。すごいと思います。
前田:
ありがとうございます。もちろん、全部一人でやるわけではなく、チームで助け合いながらやっています。作業員の方の卓越した技と、私の経験値やスキルを合せて、現場でしっかりコミュニケーションを取りながら進んでいけば大体は乗り越えられると思っています。「全て」という意味では、計画から設計、試運転まで一人で全てを担当する竹本さんたち電気設計の方々のほうがすごいですよ。本物のプロフェッショナルだなという感じがします。
林 :
頼りっぱなしですもんね、電気の方々には。「困ったら聞いとけ」みたいな感覚がある(笑)
竹本:
要素設計は、設計から試運転、さらにお金の管理まで全てを把握する必要がありますからね。専門性に特化する分、複数のプロジェクトを担当するので、常に進捗を把握し、並行して取り組むよう心掛けています。どうしても打合せなどに参加出来ない場合は、現場の電気工事の職人さんに要点を伝えて説明いただくといったケースもあります。その点、メンテナンスの方々はすごいですよね。「一人で何件抱えているの?」っていうくらい数が多い。
増山:
そうですよね。それも、全国に跨がっている。
林 :
メンテナンスは水ingの収益基盤の一つですから、引き合いも多いし、その分、個人が持つ件数も多い。
森本:
はい。件数でいえば、多い時には年間で基本設計を50件、詳細設計を50件担当します。多く感じられるかもしれませんが、配分はしっかりとマネジメントされているので、計画的に仕事に取り組むことができ、また、他の設計と比べて古いモノから新しいモノまで様々な機器や設備に触れる機会があるため、知識が増えている実感があります。意味合いは少し違いますが”広さ”という意味でいえば、常に最前線で多くのお客様と交渉し、さらには社内の技術者との調整をしなくてはならない林さんたち営業の方々のほうが大変じゃないですか?
林 :
”広さと多さ”そうですね。EPCは規模も大きく社内外の関係者も広範なので、意見をまとめて結論を出すことに苦労します。だからこそ、営業自身がどんなプロジェクトにしたいのか、どんなプランを提供していのかなどしっかりと軸を持ちながら社内外をリードする必要があります。私たち営業は、会社の収益源である受注を担っていると同時に、お客様と会社をマッチングさせるコーディネーターでもあります。多少の苦労もポジティブに捉え、日々挑戦させてもらっています。
増山:
私たち設計から見ても、営業の方々が持つ影響力って大きいと思います。例えば“コストと性能どちらを重視するか”といった点に関しても、やはりお客様の声を直接引き出している営業の方々の意見が反映されます。その意味で、いつも林さんがおっしゃっている、お客様の“真のニーズをつかむこと”、つまり、お客様の一歩先を想定しながら提案してくれる営業だと、設計側もすごく頼もしいと感じます。
森本:
そうですね。方向性を指し示してくれるのは営業の方々なので、やはり全員が頼りにしています。
林 :
ありがとうございます。そして、お客様の声に加えて営業の想いも具体的なプランにデザインしてくれるのが、増山さんたち装置設計の方々ですよね。
前田:
私はその知識と視野の広さはさすがだなと思います。例えば増山さんなら、営業的なコミュニケーションの上手さも持ち合わせながら、機械・電気・土木・建築の知識も持っているし、工事のプロセスすらもよく分かっているんですよね。
竹本:
入社後、技術系に進んだ一年目は、EPC現場で研修しますからね。設計担当になる際もここでの経験が活きてきますよね。あとは、私からも増山さん個人の話ですが、人の使い方がよい意味でも悪い意味でも上手い(笑)とにかく、人に好かれるんですよ。
増山:
ありがとうございます。恥ずかしくて聞いていられない…(笑)
SESSION 03
やりがいと目標、その先の夢。
林 :
私は皆さんが、「専門領域でスキルを高めていること」「水を通じて社会に貢献したいという高い志を持っていること」に水ingの誇りを感じます。近い将来、EPC(詳細設計・調達・建設)+維持管理のプロジェクトでご一緒し、業界にイノベーションや新しいスタンダードを創り出したいです。皆さんの仕事のやりがいはどうですか?
増山:
いいですね。一緒にプロジェクトを創っていきたいですね。私がいま取り組んでいる“し尿処理”はシンプルに言えば「汚いもの、環境負荷の高いものを無害化する」というものです。この取り組みは、直接、水環境の保全に役立っているという実感があります。私も、これらのプロジェクトを社内の若手メンバーと取り組める機会が豊富な点に、仕事のやりがいを感じています。
竹本:
電気設計で言えば、これまで通り省エネ、これからという点では自動化やIOTも注目されている技術の一つです。点検の省力化や水運用の効率化など、電気的な技術を活用してお客様の水インフラに貢献できる、この可能性にはやりがいを感じます。そうした新しい技術をPPPなどの包括的な仕事で実現していくことが私の今の目標です。
森本:
メンテナンスで言えば、やはり作ったものはいつか老朽化してしまう運命にはあって、次第にそのパフォーマンスも落ちてきます。しかし、今、全国どの街に行っても「浄水場のメンテナンス不足で水が飲めません」という事態に陥っている街はありません。そうしたいわば”当たり前”を技術でサポートすることにやりがいを感じます。
前田:
私の経験から言えば、海外プロジェクトの施工管理です。言語も文化も違う環境に身を置いて、一から現場のチームを創り上げる。大きな工事を終えたときの達成感と感動はいつも目頭を熱くさせます。特に海外では、日本の建設技術は現地の作業員の方々の教育にも繋がるので、工事を通して海外の水インフラにも貢献できる点に大きなやりがいを感じています。
竹本:
前田さんは、これからも海外の案件に携わっていきたいんですよね?
前田:
はい。海外での施工管理にすごく興味があります。だからこそ、まずは国内で一つの工事をコンストラクションマネージャーとしてやり切り、その次は海外でより大きなな建設工事のコンストラクションマネージャーとして役割を担いたいです。そうしたチャレンジも、水ingなら叶えられると思っています。増山さんは、何か目標はありますか?
増山:
入社当時からの目標は、海外、特に発展途上国における水環境の改善に取り組むことです。このキャリアをより現実のものとするために、今、プロジェクトを通して学んでいる”し尿処理”の技術を現地で活用可能なモデルにして行きたいと思っています。というのも、そもそもインフラ整備が成されていない国では下水用の配管すらないわけで、かといって山間部や過疎地域に突然敷設するのは都市計画やコストの点で現実的ではありません。だからこそ、少し前の日本のようにバキューム車で家々から回収し“し尿処理”した方が効率的なんです。水ingが持つその技術は世界トップレベル。だからこそ、新しいマーケット開拓に挑戦したいです。
竹本:
いいですね。そういった夢や想いを現実にするためにも、私たちもさらに専門性を高めて協力していきたいですね。
林 :
営業として見ると、こうして高いスペシャリティを持った皆さんが揃っていることが、本当に頼もしく思います。それぞれがもつ目標と高い志をオープンにできる環境が水ingにあることが魅力の一つだと思いますし、その目標を実現できるフィールドがここには有ると思います。「解けない水はない」と言われるほどの技術力の高さや社員の熱い想いをひっさげて、これからもみんなででっかい「夢」を追いかけたいですね。