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 令和6年能登半島地震により、被災された多くの方々にお見舞いを申し上げると共に、被災された方々に一日も早く平穏な時間が戻ります事を、心よりお祈り申し上げます。

 水ing株式会社(本社:東京都港区 社長:大汐信光)は、地震の影響により断水していた七尾市立能登島小学校に当社グループが開発した「非常用膜ろ過装置」を提供し、生徒たちの学校生活を支えましたが、3月末時点で七尾市内全域の断水が解消されたことから4月4日、5日をもって、装置を撤去することになりました。

写真:非常用膜ろ過装置の前で、七尾市教育委員会の八崎教育長と七尾市立能登島小学校新谷校長先生らと。

七尾市立能登島小学校に対する災害支援

 発災により、県営水道の供給が遅れると見込まれていた七尾市立能登島小学校に、当社グループが開発した「非常用膜ろ過装置」を設置し、2月中旬から生活用水を供給しました。本装置を設置する前は、給水車が毎日水を運んでいましたが、その水の利用は休み時間だけに制限されており、生徒たちは習字や理科、図工の授業などが出来ないほか、トイレを使う時間や場所を制限されている状況でした。そこへ近隣の農業用水路を原水とした本装置を設置したことで、水の使用制限が緩和され、生徒たちの学校生活の向上に貢献しました。

写真:「非常用膜ろ過装置」設置風景

非常用膜ろ過装置とは

 当社グループが開発した非常用膜ろ過装置は、近くの水源から生活用水を造ることが可能な装置です。汲み上げた水を、浸漬槽内の膜でろ過して、機器ユニット内のポンプで学校の給水設備に送ります。膜ろ過を採用しているため、確実な固液分離が可能であるほか、浸漬式のため高濁度原水※が流入した場合にも安定した運転が可能です。水質の変動が激しい水源においても、安定して処理能力を発揮し、安全な生活用水を供給します。

※水質基準値を超える溶解性成分が含まれていない原水が対象。

<主な特徴>

・簡単に設置可能
・膜ろ過ポンプと給水ユニットが一体型でコンパクト
・高濁原水流入時にも、安定した濁質の除去が可能
・自動運転で省人化可能

図:非常用膜ろ過装置を使用した水処理フロー
上:高濁度の日の原水
下:低濁度の日の原水
左:農業用水路から汲み上げた原水
中:非常用膜ろ過装置でろ過した水
右:ペットボトル飲料水

生徒たちからお礼のメッセージ

 2月末には、能登島小学校の全校生徒約90名が参加する中で、当社に向けた感謝状をいただきました。
 ・「水ingのおかげで水を使えるようになって嬉しいです。」
 ・「今回の経験から水の大切さをよくわかりました。」
 ・「僕たちのためにここまで来て水を届けてくださり、心から感謝しています。」

写真:水ing中部支店長と七尾市立能登島小学校生徒代表
写真:手作りの感謝状

【水ing中部支店長 宮井就平のコメント】

 能登島小学校の生徒の皆さんから、思いが込められた手作りの感謝状をいただきました。水ingが「非常用膜ろ過装置」を設置したことで、トイレの水、手洗いの水も制限なく使えるようになり、習字や理科の実験など水を使う授業が再開できたとのことで、教育長、校長先生はじめ先生方、生徒の皆さん方から、たくさん感謝の言葉をいただきました。

 水ingグループは、発災直後から当社グループが受託管理を担う下水処理場・既設プラントの被災状況の確認や復旧支援に真摯に取り組むほか、WOTABOXの設置なども実施してまいりました。今後も地域の人々の生活を支えるため、全国で培った運転・維持管理ノウハウを活かし、災害に強いインフラ構築の一環として、引き続き被災地の復旧に向け取り組んでまいります。

<ご参考> 非常用膜ろ過装置の円滑な運転を支えるWEBカメラ

「災害対応に寄与したい」という星和電機株式会社のご厚意で、
 WEBカメラを無償でレンタルさせていただきました。

 当初は巡回点検を想定していましたが、PC・スマホから監視できる携帯回線を利用したWEBカメラ(星和電機株式会社製)を活用することにより、効率的に当社エンジニアが装置の状況を監視することができ、円滑な運転を継続しました。

写真:WEBカメラ(星和電機株式会社製)

水ingグループについて

 水ing(読み:すいんぐ)は、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける(ing)」を経営理念に掲げ、水処理施設(浄水場、下水処理場、汚泥再生処理センターし尿処理場、民間施設等)の設計・建設から運営、維持管理までをトータルに手掛けています(運転・維持管理の拠点は、国内約300か所)。
 これからも地域の暮らしの課題に目を向け、安全安心な水環境を提供し続けるとともに、循環型社会の実現に貢献してまいります。

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