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 水ing株式会社グループの水ingエンジニアリング株式会社(社長:池口学、本社:東京都港区)が開発した台車牽引汚泥掻寄機「sweepa!®」が、2月27日に開催された「日本工業用水協会第58回研究発表会」において日刊工業新聞社賞を受賞したことをお知らせいたします。

左から)日刊工業新聞社経営管理本部 小松慎一参与、水ingエンジニアリング機器開発一部 伊藤雄斗
左から)日刊工業新聞社経営管理本部 小松慎一参与、水ingエンジニアリング機器開発一部 伊藤雄斗
日刊工業新聞社賞受賞記念講演の様子
日刊工業新聞社賞受賞記念講演の様子

「sweepa!®」開発経緯

 昨今、浄水場における処理工程で発生する汚泥用の掻寄機には、①ワイヤーロープの伸び、型崩れ、破断 ②台車蛇行等の異常による掻き寄せ不能 ③駆動部ギヤ、滑車等の摩耗等、様々な課題が指摘されていますが、それらを解決すべく汚泥掻寄機「sweepa!®」は開発されました。

「sweepa!®」の主な特長

1. 高い維持管理性能

1-1. 長寿命で耐久性に優れた独自開発したチェーンを採用
・摩耗箇所が分散する独自ノッチ構造によりワイヤーと比べて長寿命
・定期的なチェーンの張り調整はほぼ不要

1-2. 駆動軸採用による部品点数削減(ドラム・ギヤ・滑車が不要)
・メンテナンス箇所の低減
・部品数削減により施工期間が短縮

1-3. 1連1駆動(駆動装置1台で掻寄機1台を駆動)による掻寄動作の最適化
・スラッジ堆積量が多い箇所だけを重点的に掻き寄せることができるため、2連1駆動(駆動装置1台で掻寄機2台を駆動)に比べて走行距離が低減され、結果、部品長寿命化に貢献
・機器停止位置をフレキシブルに設定でき、清掃性改善

2. 優れた走行安定性

2-1. レール走行面がパイプ形状(曲面形状)
・走行面にスラッジが堆積しにくいため、圧密したスラッジにより蛇行が発生しにくい

2-2. 鼓型形状の縦・横ローラの採用
・蛇行や脱輪を抑制

 尚、本掻寄機は、およそ2年10か月を超える連続運転を実施していますが、良好で安定した運転が継続しています。
 詳細につきましては、別紙の参考資料をご参照ください。

台車牽引汚泥掻寄機「sweepa! ®」
台車牽引汚泥掻寄機「sweepa! ®」

 水ingグループでは、将来を見据えた水処理・汚泥処理機器等の開発で、水インフラ持続のためにこれからも貢献してまいります。

お問い合わせは、広報部まで
TEL:03-4346-0612
E-mail:pr.news@swing-w.com

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